これまでデンソーで働いてみて感じたことは?

永田 若手でも発言すれば意見を聞いてもらえる雰囲気を感じました。とてもアットホームだし「みんなでがんばろう!」という風土がありますね。困っている人がいたら声をかけて助けるのが当然というか。

谷澤 たしかに家族的な雰囲気はありますよね。すごい能力・スキルをもった人でも、いい意味でエリート意識がない。すごく謙虚な印象を受けます。

金指 私は生物学科で学んでいたこともあって、入社した当初の研修はぜんぜんついていけなかった。デンソーでのバイオ分野担当はまだまだ少数派なので、今後うまくやっていけるのか、最初はすごく不安でしたね。でも、いまは女性の同期を中心にお互いの悩みを共有し、切磋琢磨しながらがんばっています。

大井 私は海外留学をして製薬会社に勤めた後、中途社員として入社しました。面接で感じたのは、信頼できそうな人たちがいる会社だなということ。実際に入社してみて、しっかりした真面目な人が多い会社だと感じています。一方、グローバル化という面では私自身も含めもっと加速させていく必要があると思っています。

仕事のやりがいはどんなところで感じますか?

金指 入社して2年くらいは、目の前の業務をこなすのが精一杯で正直やりがいを感じる暇もなかったですね。でも、3年目になってようやく仕事全体を見渡せるようになり、自分なりの提案もできるようになりました。提案を通すには、上司を含め、周囲を納得させなければなりませんが、そこが難しくもあり、やりがいを感じるところでもあります。バイオはデンソーでも特殊な分野。狭い視点で仕事を捉えるのではなく、バイオを用いてどのようなソリューションにつなげるのか? バイオで会社・社会に貢献するためにはどうするべきか? など大きな視野で課題を見据えることも大切だと思っています。

大井 永田さんもおっしゃっていましたが、若手の意見を吸い上げてくれる風土があるので、そういう意味では提案のしがいがあります。いま人事部として「社員が今以上にイキイキとメリハリのある働き方をしてもらうためには?」という大きな課題に取り組んでいるので、やりがいは充分。一方で自分から提案するためには、多くの知識やコミュニケーションスキルも必要です。その点において、私はまだまだ勉強不足。もっとアンテナを高くして、もっといろんな情報を取り入れ、自分なりの答えを出していかなければならないと思っています。

仕事と家庭の両立はうまくいっていますか?

永田 うちは夫の両親と同居していて、5歳の子どもがいるんですが、夫は育児や家事はほとんどしないですね(笑)。同居するとやらないですよね?その分、お義母さんの協力を得ながらやりくりしています。

谷澤 うちは家事の分担はできているほうかなぁ。私が4割、夫が6割くらい。部分的に義母にも手伝ってもらっています。主人はもともと興味があったのか、子育てにも積極的に関わってくれます。それぞれ半年ずつ育休も取りました。

永田 育休はスムーズに取れました?

谷澤 育休はいまの部署の前、営業をやっていたときに取ったんですが、当時はまだ女性総合職も少なく、育児に関する制度を知らない上司もいましたね。私も育休を取るのに若干気を遣いましたが、上司や先輩も理解、応援してくれて取れました。できるだけ早く戻りたい気持ちもあって、半年で復職。今は当時より社員と上司に対する情報提供も進み、もっと楽に取れると思いますよ。

金指 いまは独身ですが今後の結婚、出産、育児を考えると、少し不安に思うこともあります。女性への支援は整ってきていますが、男性の育休も一般的になるといいですよね。子育ては夫婦2人でするものだと思うので。

大井 私は、結婚直後に海外赴任のチャンスをもらい悩んだのですが、自分にとって大切な目標の一つでもあったので、赴任を決断しました。非常に良い経験をさせてもらい、今はその決断が本当に良かったと思っています。

今後の課題や目標を教えてください。

金指 私の職場はもともと女性が多い職場なので、上司も扱いに慣れている感じがします。だからそれほど男女の隔たりはないように思います。女性であっても積極的に意見を言える環境にあるので、これからも自分からどんどん提案をしていきたいと思います。

永田 家庭の面で言えば、この先10年間、転機が起こるような気がするんです。たとえば親もいい歳になってくるので、もし介護をしなければならないようになったらどうするか? 介護と仕事を両立できるのか? とか考えてしまいますね。子育てと違って介護は何年続くか先が見えないですから。

大井 実際に永田さんと同じ不安を抱える社員が多くなってきており、15年4月から介護を理由に退職された方を再雇用する制度を導入しました。会社を辞めざるえない状況になっても、「デンソーでまた働きたい」と思ってくれる方の熱意や経験を活かしていきたい、という方を応援するための制度です。家庭の状況やキャリアプランは社員一人ひとりで異なる中、両方諦めることなく自己実現できるよう、人事部として仕組み・風土づくりを進めていきたいと思っています。

最後に就職活動をしている学生に向けてメッセージをお願いします。

永田 就職活動では本命の業界だけでなく、いろんな業界を見たほうがいいと思います。業種の違いを学べるし、自分がこれまで知らなかった仕事の魅力に出合えるかもしれません。デンソーについて言えば、生産現場の仕事から大井さんのような人事の仕事まで、業務の内容は多岐にわたります。幅広い選択肢の中で、自らのキャリアプランを考えていけるという点では、女性にとって働きやすい会社だと思いますね。

金指 就職活動は学生が初めて社会と真剣に向き合う期間。同時に自分にはどんな仕事が向いているのか? どのように働きたいのか? と自分と向き合う期間でもあります。内定をもらうことも大切ですが、自分という人間をあらためて見つめ直す活動をしてほしいと思います。 私の職場では男性だから、女性だから、という差は感じたことがありません。デンソーは女性であってもキャリアアップできるチャンスがしっかり用意されていますよ!

谷澤 私は「必然」という言葉が好きなんです。自分の人生で起こる「必然的な出来事」は自分にとってすべてプラスになるものだと思っています。就職活動でもいろんな人と出会い、縁ができると思いますが、それらは自分にプラスになることだと捉えて、楽しんでほしいですね。

大井 世の中にはいろんな会社がありますが、もしデンソーに少しでも興味を持っていただけたなら、社員と直接会って話す機会をつくってほしいです。インターネットの情報だけでなく、生の姿を見て、話してみた上で「こんな会社で働きたいな」と思ってもらえたらうれしいですね。